コミュニティの基礎築いてきた第一期「定例会」を振り返る

ストレッチ

ピースワークラボは、月に一度渋谷トキワアジトにて、
メンバーが一同に会す「定例会」を行っています。

コミュニティ活動の進捗共有や、メンバーの近況報告、
また持ち寄ったテーマに対するダイアログなどが主な実施事項です。

最も基本的でありかつ重要な活動である定例会ですが、
全てがゼロからのスータトであった第一期は、手探りの状態で運営がはじまりました。

回を重ねるごとに、定例会のあり方も日々進化を見せていますが、
第二期がはじまるこのタイミングで、第一期の定例会を振り返っておきたいと思います。

 

定例会において大切にしていること

第一回定例会

自己再生コミュニティを形成するピースワークラボにおいて、
「定例会」で最も大切にされていることは、一人ひとりがオープンで開かれた状態になることです。
 

日々の仕事や家庭における「悩み」や、なかなか口にしづらい「本音」。
誰もが安心して、そのような「大切なこと」を話すことができ、
メンバー間の相互作用の中で、一人ひとりの自己再生が促されていく。
 

そのような場をつくることを目指し、
この1年の定例会は、主に2つのテーマに時間を使ってきました。
 

・「自己紹介」を通じたメンバー間の相互理解、関係性構築
・コミュニティの基礎をつくるコワークを通じた信頼醸成

 

「ひとりの人間としての自分」を伝える自己紹介で得たもの

関谷さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多くのメンバーが初対面という状態で始まったピースワークラボ。
オープンで開かれた状態をつくるために、まず取り組んだのは「自己紹介」でした。
 

毎月の定例会で4〜5名ずつ、事前に準備してきたスライドを使って自己紹介を行い、
メンバーから質問やフィードバックをもらう。
そのようなシンプルな形式で、自己紹介は進められました。
 

 

「自己」紹介で、大苦戦。

実際に自己紹介を行ってみて、多くあげられた感想がこちら。
 

『仕事や家庭における属性・肩書き・役割をはずし、
いざ「ひとりの人間としての自分」を伝えるとなると、何を話していいのか分からない』
 

仕事の場における自己紹介は、所属している組織や自分の役職や、
仕事の実績が主な内容ですが、
コミュニティでは「ひとりの人間としての自分」をオープンにすることが求められます。
 

これが取り組んでみると、なかなか難しいのです。
これが本当の「自己」紹介だ、と感じました。
 

自己紹介の準備を通じて、「ひとりの人間としての自分」と向き合う。
できれば目を背けていたい恐れや、不の感情を見つめる。
その過程で、自己認識を深めていく。
 

今振り返ってみると、自己紹介の準備はコミュニティのメンバーが、
自己再生のスタートラインに立った瞬間だったように感じます。

 

 

相互作用し、互いの自己再生を促す

 自己紹介を終えると、次は聞き手からのフィードバックタイムです。

聞き手は、自己紹介を聞いて感じたこと、疑問に思ったことなどを伝えます。
 

より相互にとって意義ある機会にするため、
特にこの2点を強く意識してフィードバックを行いました。
 

一つ目は、『本当のことを伝える』こと。
まだ関係性が築けていない段階のため、どうしても予定調和や日和見の空気が流れがちです。

だからこそ、耳ざわりのよい共感やポジティブなフィードバックではなく、
違和感や矛盾に対する指摘など、本当のことをしっかりと伝えることに注力しました。

 
家族でもなく、職場の上司や部下でもない、
出会って間もない相手を目の前に、何をどう伝えるべきか戸惑います。

 
「相手を傷つけたくない」、またそれにより「自分が傷つきたくない」という自己愛を手放し、
本当に相手の事を思って必要なこと伝えることは、想像以上に難しく、神経を使いました。

 
二つ目は『自分の内に意識をむける』こと。
フィードバックというと、どうしても相手に意識が向かいますが、同時に、
自己紹介を聞く中で湧き上がってきた感情など、
自分の内側に目を向けること(内省)を意識的に行いました。

 
自己紹介を聞いて、湧きあがってきたモヤモヤした感情。
なぜ自分がモヤモヤしているのかを内省することで、
自分自身に対する気づきも得ることができ、自己認識を深める機会となりました。

 

 

自己紹介から、グループメンタリングへ。

はじめはぎこちなかったフィードバックも回を重ねるごとに上達し、
相手に主体的に関わり、相互作用の中で互いの自己再生をサポートしあう関係性が徐々に築けるようになりました。

 
また、周りからのフィードバックにより、自分が抱えている恐れや固定概念に気づき、
仕事や家庭における自分のあり方を変容させていく人も表れ、その成果を報告しあう様子も定例会のたびに見られるようになっていきました。

 
現在は自己紹介が一周したため、より日常的に相互作用を生みだし、
自己再生を促進していく取り組みとして、分科会形式での「グループメンタリング」が始動しています。

 
今後、グループメンタリングを通じてどのような相互作用が生まれ、
どのような自己再生が起こるのか。
個人の変容、メンバー同士の関係性の変容、共にとても楽しみです。

 

 

コミュニティを、ゼロから共に創りあげていくことの意義

定例会コワーク

 
自己紹介と同様、この1年間多くの時間を使ってきたのが、
「コミュニティの基礎」をつくるためのコワークです。

 
コミュニティ立ち上げ当初、ピースワークラボについて明確に決まっていたことは、
活動の目的と参加メンバー、そして定例会の日程だけでした。

 
コミュニティには、サービス提供者がいるわけではないので、
必要なものを自分たちで用意する必要があります。

そのため、イベント、ロジスティック、スーペースなど機能別チームを結成し、
コミュニティに必要なものを一つずつ創っていくのです。

 
定例会は、日ごろ自律分散的に活動している各チームが、
それぞれ検討を進めているテーマを持ち寄り、全員で意見交換を行う大切な機会です。

 
例えば、
・スペースチームからは、内装の提案。
・コミュニケーションチームからは、Webサイトの提案。
・ロジスティックチームからは、会費回収やゴミ捨ての仕組みの提案など。

 
毎月多くのテーマが持ち込まれ、
意見交換が行われますが、議題がつきることはありません。

 

共に学び、共に創る。そこから生まれた心のまとまり。

七瀬説明

この1年、大きな事から小さな事まで、多くの事を検討し、実行してきました。

 
「想像より大変だった」というのが、正直な感想です。

 
コミュニティ活動には、仕事のような報酬はありません。
拘束力もなければ、ペナルティもなりません。
しかし、何もせず留まっていては、得られるものは何もないのです。

 
そのようなコミュニティならではの場のあり方に戸惑いを感じ、
先が見えないと感じることもありました。

 
それでも1年間、仲間と共に模索し続けきた結果、
最近やっと実感できるようになったコミュニティの変化があります。

それは、メンバー間に信頼が醸成され、
コミュニティ全体に心のまとまりが生まれつつあることです。

 
信頼や心のまとまりは、決してお金では買えません。
急に手に入れられるものでもありません。
これが、共に学び、共に創りあげていくことの最も大きな意義であり、成果なのだと実感しています。

 

 

第二期スタート!定例会も進化します。

大チャン

 

いよいよピースワークラボは、第二期に突入します。
定例会の内容も、もっと進化させていきたいと考えています。

 
現在、決定していることは2つ。

・「身体の管理」のプログラムの開始

心身共に健康であることを目指し、
1期ではカバーしきれていなかった体のためのコンテンツを企画します。
例えば、ランニングや瞑想など。

・「自己再生」を促進する新たなるプログラムの開始

第一期の自己紹介を発展させ、よりメンバー間の相互作用がうまれ、
一人ひとりの自己再生を促せるプログラムを新たに企画します。

 
定例会が、ひとり一人の「自己再生」を促進する大切な場となるよう、
今後も試行錯誤を繰り返し、進化を遂げていきたいと思います。

 
今後の定例会にご期待ください!

文責:宮川 七瀬