グループメンタリングのススメ〜自己変容の相互フォロー〜

自己の変容のための相互メンタリング

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ピースワークラボでは、コミュニティの1つの目的である、自己の変容を相互に起こしていくために、グループでの相互メンタリングを2016年3月より開始しています。

仕事や家庭で感じていることを各自が語り、相互にフィードバックし合うことで、第3極点のコミュニティという場から客観視し、気づきを得ていきます。

有志の5人で実施したプロトタイプを元に、現在はメンバー全員を対象に、4人×6グループに分けて実施しています。

どうやるといいか?自体を自分たちでやりながら考えることがとても大事で、やり方 や 集まる頻度もグループごとに決めて、試行錯誤しています。

 

メンバーの自発により有志でスタート

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2015年10月のピースワークラボ合宿の帰りのバスにて、たまたま隣に座ったメンバーの山田さんと茂木は、自然と自分の仕事で起きている問題をずっと語っていました。

そのまま、これいいねということで、相互メンタリングの仕組みとしてやってみようと山田さんから提案があり、まず、2015年11月〜2016年3月で、有志のメンバー5名(山田、池田亮、功力、綱川、茂木)で開始しました。

ピースワークラボ立ち上げの1年、中々定例会では自分のことを話す機会が少なかったと感じていたようで、朝8時半に渋谷という朝活ながら、初回からみんな自分のシェアと相手へのフィードバックが止まりません。

仕事や家庭において感じていることを話すことで、自分の状況を客観視し、新たな気づきを得られていくのを実感しました。

 

ポイント1:自分をオープンにする、そのための安全な場作り

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まず、自分のことをオープンに話せる、そのための安全な場を作ること。いきなり自分のチャレンジに踏み込む前に、どんな日常生活を送っているかなど、お互いの背景の共有から始め、相互理解を深めてベースの信頼関係を作ります。この場で話された内容の守秘義務もルールとします。

その上で、自分の仕事や家庭で起きていることをオープンに話していきます。

出てくる話も個人やその時々によって様々です。

  • 会社で起きている問題
  • 自分のこの先のチャレンジ
  • コミュニティ活動で起きている葛藤

など

 

ポイント2:相手のためを思った、愛あるフィードバックを

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相手へのフィードバックにおいては、批判的でなく共感的に聴くことが大事です。しかし、全面的に共感して気持ちよくなっておしまい・・・ではなく、個人の変容に向けては、適度な“圧”を与えることで、気づきや変容を促します。

相手のためを思って、率直にフィードバックすること。

ちょっと厳しいかもしれないけど、相手のために突っ込んで言ってみよう!と一歩踏み込むことが、相手の心に刺さり、そこから創発が生まれてきます。

また、面白いもので相手へのフィードバックは、実は自分への写し鏡ともなっていることも多く、伝えた言葉がそのまま自分に返ってきて内省の材料となります。

 

メンタリングのやり方(基本形)

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最後にメンタリングの基本的な進め方をご紹介しますので、ご覧のみなさんもぜひやってみていただけたらと思います。

語り手が自分のことを話し、聴き手が感じたことをフィードバック(リストーリー)するストーリーテリングの手法をベースにしています。

  • 話し手が、今自分が向き合っていることや、最近感情が動いた体験を思いのままに語ります。(5分程)
  • 聴き手である他のメンバーは、話を聞いて率直に感じたことやアドバイス、自分にとっての気づきをシェアし合います。

話し手を交代して繰り返します。

 

自分の話したことや気づきは、時系列に記録しておくと後から変化が振り返りやすくなるのでオススメです。

 

 

グループメンタリングはまだまだ始まったばかりです。

多忙なメンバーが多く集まりにくかったり、やり方に悩んだりと各グループで様々なことが起きていますが、この試行錯誤のプロセスそのものが、自己と関係性の変容に大きく作用していくのだと思います。

 

 

文責:茂木健太