テーマは「身体性の回復」PWL夏合宿2016・2日目

2016年のピースワークラボ夏合宿、2日目のレポートです。

1日目のレポートはこちら

自然のリズムを体感する目覚め

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早朝の5時45分頃、目覚ましが鳴り出す前に、すっと目を覚ますと、コテージの他のメンバーも同じように起き出しました。

窓からは太陽の光がうっすらと差し込み、朝を知らせていました。

自然のリズムが導いてくれた目覚めはすっきりと爽やかです。

布団を畳んで外に出ると、みんなもコテージから出てきて、「おはよう」の挨拶を交わします。太陽は雲に隠れたり出てきたり、暑さも気にならない心地の良い朝でした。

茂木さんと網野さんが先週訪れたみなかみで手に入れた、うるち米と麹だけで作られている甘酒をふるまってくれました。

程よい甘さのさわやかな風味がすっと沁みわたり、ゆるやかに身体が目覚めていくのを感じます。

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合宿2日目最初のアクティビティは、ボディワーク。

身体がどんどん目覚めていき、今日1日を過ごす準備が整っていくことを感じました。

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しっかりと目覚めた後は、ランニングです。

ゆっくりとしたスピードで、深い呼吸を意識しながら林道を進んでいきました。

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しばらく走ると、緑豊かな田園風景が広がります。風で揺れる稲穂を脇目に、あぜ道を進みます。

家族で参加していた秀ちゃんは、愛息を背負いながらゆっくり走る頼もしいパパっぷりを発揮し、みんなから喝采が起こっていました。

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風が吹き抜ける「風の谷」に到着しました。

森と森にはさまれ、視界が開けた緑の中で立ち止まり、深呼吸をすると、遠くの森を通り抜けてやってくる清澄で涼やかな風がみんなの身体の表面を滑り、晴れやかな心地よさをもたらしてくれました。

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しばらく風を感じたあと、再び走り始めます。

傾斜の大きな上り坂を一気に駆け上がり、トウモロコシ畑を抜け、出発地点に戻ってきました。

約4kmの短いランでしたが、走った後はさわやかな心地よさに包まれ、目に映る風景も鮮やかさが増し、身体も心も喜んでいる感覚がありました。
ランの後は、朝風呂です。

運動した後の温泉は夜とはまた違う、開放感と心地よさ溢れる時間となりました。
お風呂で汗を流した後はみんなで朝ごはん。

いつもはお腹が空かず朝食を抜いているというメンバーも、しっかりと空腹感があり、美味しくいただいていました。

身体が身をもって自然を体感することで、体内リズムも整ってきたことを感じます。

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朝食の後は多目的ホールで全員が輪になって、5分間の瞑想を行いました。

鼻を通りぬける空気に意識を向けると集中力が増し、クリアになっていくことを実感します。

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身体で感じたことを言葉にする

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瞑想の後は、対話の時間です。

1日目と2日目の朝までに行ったアクティビティでは、できる限り頭で考えずに、身体で感じることを意識してきました。

この対話の時間では、合宿で体験し、身体で感じたことを言語化します。

対話のテーマは、

「この2日間で心と身体はどのように変化したか?」

「変化を促した要因は何か?」

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3,4人のグループになり、これらのテーマについて対話をし、グループで話した内容を全体で共有しました。

対話ではこんな言葉が交わされました。

「この2日間で心と身体はどのように変化したか?」
・上半身の緊張感がとれ、呼吸が深くなった。
・眠りが深く朝すっきり目覚めた。
・余裕や余白を持てている状態で心地よい感覚になった。
・ニュートラルな状態。
・緩みがあるが、ただゆるゆるしているのではなくて、しゃきっ!としようと思えばそのスイッチも気持ち良く押せる状態。
・身体中の細胞が喜んでいて、元気なエネルギーが沸き上がる感じ。

「変化を促した要因は何か?」
・太陽の周期を感じられる環境。特に「闇」の存在が、心・身体のスイッチを切った。
・太陽が昇り、沈むリズムを身体が味わっていたこと。
・夜に、明度も落とし、香りや五感から睡眠にゆっくり持っていったこと。
・匂い、風、音、湿度など、空間の全ての波長が満たされている中にいることで、自分の居る状態が調整された。偏った空間にいると、平衡感覚を見失うように、ずれる。
・デジタルデトックスにより、「いまここ」を自らが主体的に感じとる意識をもったこと。

対話の後は最後のアクティビティである「みんなでカレー作り」。

空には太陽が姿を現し、暑さが強くなってきた中で、ダッチオーブンを使ってみんなで飯盒炊爨(はんごうすいさん)。

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1日目に収穫した野菜もふんだんに使いました。

自分が畑で採った野菜を自分で調理し、みんなでいただく体験は、食の喜びを一層深める体験でした。

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ライフワークスタイルの変化へつなげる

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すべてのアクティビティを終え、最後にみんなで集合写真。

2日間を通して身体も心もリラックスしたのか、みんなの表情が柔らかく感じます。

今回の合宿は1泊2日で完結ではなく、日常生活に戻った後に自分自身のライフワークスタイルの中に合宿で得た体験を取り入れて、身体性を調整する習慣を整えていくことがポイントです。

帰りのバスの中では今回の体験をどう生かしていくかを対話し、一人一人が発表を行いました。

今後のメンバーの変化が楽しみです。

再び東京の街に戻ってきた時、辺りに溢れる音や目の前にそびえ立つビルに圧倒され異界に迷い込んだような感覚を覚えましたが、それくらい都市と農村の違いは決定的なのだということを再認識させられました。

合宿の締めは、茂木さん即興によるピースワークラボオリジナルの掛け声でした。

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2日間という短い農村生活でしたが、みんなの緩んだ顔を見ることができたことが何よりの宝でしたし、そしてこの合宿をみんなで創り上げられたことが幸せでした。みんなの協力に感謝をしながら、レポートを閉じたいと思います。

文責:東友彦、八束華子