農リトリート

アメリカ空母が日本海に配備されるなか、北朝鮮が周囲の抑止を無視して弾道ミサイルを発射したニュースではじまった 4月29日、千葉県香取市栗源町で農家の堀越さん・富澤さん・瓜生さん・石橋さんのご協力のもと 40名で田植えを行った。天候そして仲間たちに恵まれ、晴れ晴れした気持ちになれた 豊かな週末だった。

 

稲作に取り組む理由は、思考中心で日々追われる都市生活でアンバランスになりがちな心と身体の健康を、農を通じて回復するため。自然と向き合い、思考を手放し身体の声を聴く。

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今年の稲作は、休耕作となっていた田んぼを再生し(写真左の田んぼ)、農薬を使わない有機農法に取り組むことにした。不整形な田んぼは、機械での作付け効率が悪いため、放置されている。また整形な田んぼでも、稲作を引き継ぐ後継者がいないため、放置されている田んぼもでてきている。新緑を映しだす鏡のような水を湛えた田んぼは、日本人が創り出してきた美しい原風景だ。そんな美しい田園風景が、失われつつある。堀越さんは「次の世代に美しい原風景を継承したい!!」と、作付けができない沢山の地主から依頼を受け、稲作を続けている。

 

もとの田んぼに再生するには、手仕事で草を刈り、土を耕すという地道な作業が必要だ。時間をもとに戻すには、多大な労力がかかる。

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青々と育った苗は、4月1日に自分達で蒔いた種籾だ。瓜生さんが、水加減や苗が日に焼けないように配慮したりと大切に育ててくれた。種籾は、約25日で植えごろをむかえる。

 

カエルがのびのびと泳ぐ田んぼに入って、手植えで苗を大地に届ける。土に足をとられバランスをとりながら、田植えをする。土は温かくサラサラしている。地球と繋がることによって、心が穏やかになってゆくのがわかる。

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お昼は、自炊して田んぼで食べることに。主役は精米したての 塩むすび!!

精米したての40合のご飯を炊く担当に抜擢され、失敗したらどうしよう… とドキドキだった。だってとんでもない分量だし、水加減を間違えたら、皆んなのお楽しみが台無しになってしまう。ちょっと柔らかめだったけれど、無事炊きあがった。そして、道の駅栗源で購入した地元の野菜を使ったお菜を皆んなでつくる。

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太陽が降り注ぐ春の田園風景のなか、ピクニック気分で旬の食材をいただく。とても気持ちいい~!!

 

自然と一体となることによって、とても穏やかな気持ちになることができた。皆んなが心穏やかになることができたら争いはなくなる、そういう世界を展開できたら平和に近づく、と感じた。我々のすべきことは戦争ではなく、稲作などの協働を通じて良好な信頼関係を創り出すこと。

 

自然と一体となる時間を生活のなかに確保することは、とても大切だ。身体性を回復させ、人間性(愛)の大切さを再確認することができるから。

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文責:関谷和則